人気ブログランキング | 話題のタグを見る

(満腹法人)芸術栄養学

甲州発酵物産展にお邪魔して…

昨年秋にご招待頂いたイベントの感想ですの。
甲州発酵物産展にお邪魔して…_a0208122_23101280.jpg


甲州発酵物産展にお邪魔して…_a0208122_22335215.jpg

甲州発酵物産展にお邪魔して…_a0208122_2392810.jpg

甲州発酵物産展にお邪魔して…_a0208122_23111047.jpg



「あったかくて、かぐわしくて、おいしいもの」
甲州発酵物産展
http://www.koushu.jp/

先日のイベントにてお世話になった
小倉ヒラクさん、モコメシさんらが主催のイベントにお邪魔してきました。
山梨県の美味しいもの、それを作る人、良さを聞きたい人、お腹を減らした人が集まっていました。
私の言葉でその日の事を紡ごうと思います。


▼その日のプログラムは以下の様な感じ

  発酵レクチャー:東京農業大学(←私たちの母校!)短大醸造学部の穂坂先生
  郷土食レクチャー:狩猟の資格を持つ甲府のバーの店主天野さん

  発酵食品の分類やその永きに渡る利用法や
生き物を食にする循環型の食の構造の話など

  甲州の食材を用いたフード:モコメシさん
  発酵ソング:森ゆにさん

  目を奪われる美しさの、それでいてほっとする味付けのフードや
  やわらかく温かい歌声で奏でる新曲・手前味噌の歌と踊りなど

  そして場内100名程の沢山の人々の会話で構成されていました。

甲州発酵物産展にお邪魔して…_a0208122_23114564.jpg

甲州発酵物産展にお邪魔して…_a0208122_23115654.jpg

甲州発酵物産展にお邪魔して…_a0208122_2312271.jpg

甲州発酵物産展にお邪魔して…_a0208122_23121019.jpg

甲州発酵物産展にお邪魔して…_a0208122_23123364.jpg

甲州発酵物産展にお邪魔して…_a0208122_23113476.jpg


▼その日出会ったとびっきりの言葉たち

東京で音楽活動をした後、今は実家の民宿を運営しているという
高村直喜さん
「僕たちはしゃべりもうまくなければ見せ方も上手じゃないかもしれません。けど伝えたい気持ちはいっぱいです。
 今日は物を紹介するために来たのではありません。人を紹介する為に来たのです。
 どうか人と話して下さい。」

始まって早速の司会の高村さんの言葉。

何だかその言葉にはその日のすべてが凝縮されていて、
その場を満たすものが人間の温度なんだっていうことが一瞬でわかった。

そして、もちろんその場におもてなしの心使いは溢れていたけれど、
その向かい合いは背伸びしたものでなくて、実物大の誠実な向かい合いなんだなって、
とてもほっとして、

二次元だとか、バーチャルだとか実態を伴いものがうごめく秋葉原と言う街で
それは逆に異質なコミュニケーションのようで、
二言目には「山梨」というその場は
おっきな一つのコロニーみたいで、その柔らかな輪郭で人が集って

だから、つまり、あったかかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

穂坂先生
「郷土食とは、その土地で穫れるものを工夫を凝らして調理してきた歴史の味。
 その土地に吹く風や、土や歴史までも感じられる食のこと」

最近経済誌等でよく人々の消費行動が「物の消費から事の消費へ」変化している。
なんて言われていますが、物にあふれた時代に満たすべきはお腹だけでなくて心なのですね。
沢山の人の手を伝って、今日まで受け継がれる食には
沢山の物語が詰まっていて、放り込んだ口の中では井戸端会議。
あっちに風が吹いたとか、こっちの土が肥えているとか、どこの家から美味しい匂いがするとか
そんな香しい物語が食にはつまっているということ。

先生の言葉でその奥深さにはっとしました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
天野さん
「僕たちは命を食べているという事を忘れて意はいけない」

先日狩りで仕留めたというキジを持ってのお言葉。
くたっとしたキジ。この間まで生きていたキジ。
肉の軟化の為に数日間熟させられているキジ。

分業化が進んだ現代では生産者と消費者の顔が見えない。
都市は死を排除して、食べることに専門特化。
いいえ、これでは食の循環が回りません。

食べることは綺麗な側面だけではない。
何かの犠牲の上に成り立っていることもある。
いのちをもらっている。
さっきまでそれが生きていたこと、それを繋いでいる一旦に過ぎないことを忘れてはいけないな。と。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
集まった人が発生させる熱量でほくほくとした会場を出て、
冷たい風吹く秋葉原の街をてくてく。

白ワインで赤らむ頬と、コートの中にまだ残る温かさと芳しさを愛おしく思いながら
ああ。お母さんに電話しようかななんて。
「ねえお母さん。次に帰ったときお母さんの作る不恰好な野沢菜のおやきが食べたいな。」

甲州を知って、私の原点も知る。息の白い夜。
ごちそうさまでした。


甲州発酵物産展にお邪魔して…_a0208122_23124184.jpg




# by geijutsu_eiyo | 2012-02-07 23:20 | 【ブログ_思考の整理】

お菓子の家

お菓子の家用のクッキーは少し固めに作るのがポイントです。
サクサクのクッキーだと、生地がまとまり難かったり、家を建てている際に崩れたりしてしまうのです。
失敗を経験し何度も試作を繰り返して辿り着いた、誰でも簡単に家を建てられるレシピです。
クリスマスは終わってしまったけれど、「食べられるお家」を作ってみてくださいね。

<材料>
強力粉         400g
砂糖          150g
バター(マーガリン)  145g
卵(Mサイズ)      2個

<準備>
・強力粉はふるいにかけておく。
・バターを室温におき、指で押すと潰れるくらいの固さにしておく。
・卵を割り、よく溶いておく。

<作り方>
①   軟らかくなったバターをボールに入れ、ゴムべらを使い滑らかになるまで混ぜる。
②   ①に砂糖を2回に分けて入れ、よくすり合わせる。
③   ②に卵を3回に分けて入れ、よく混ぜ合わせる。
④   ③に強力粉を入れ、練らないように混ぜ合わせる。
⑤    ひとまとめにし、ラップなどに包み、冷蔵庫で1時間生地を休ませる。
⑥    生地を4mm以下に伸ばし、冷凍庫で30時間程度生地を休ませる。
⑦   生地を出し、パーツごとに切る。
⑧ 170℃に余熱したオーブンで10分焼く。
お菓子の家_a0208122_1534941.jpg




# by geijutsu_eiyo | 2012-01-14 10:44 | 【レシピ】

お菓子の家

クリスマスは一年に一度の特別な日。

たくさんの笑顔が見たい!楽しい思い出を作ってもらいたい!という価値観をサトミニちゃんと共有することができ、お菓子の家を親子で一緒に作るワークショップを開催しました。

大変ありがたいことに、満員御礼でした。

今回のワークショップでは、お菓子を作る楽しさや、イメージを膨らませてから作る楽しさを分かち合いたかったので、家のパーツは事前に用意させてもらい、デコレーション素材を持って来ていただきました。

楽しそうな声、笑顔、可愛いお家を、たくさんたくさん見ることができ、本当に本当に嬉しかったです。
気が早いけれども、今年もやりたいなー♪

お菓子の家_a0208122_1854160.jpg


次の親子で参加型のワークショップは雛祭り頃に開催予定です。

                                        りょうこ



# by geijutsu_eiyo | 2012-01-08 18:10 | 【イベント_料理教室】

予告:【クリスマス企画】 お菓子の家をつくろう

予告:【クリスマス企画】 お菓子の家をつくろう_a0208122_0373364.jpg


師走に入り途端に寒さが厳しくなって参りました。
さて、12月のいちだいイベント、クリスマスの企画のお知らせです。
大人だってわくわくしてしまうこの季節、
芸術栄養学は子供達のわくわく作りのお手伝い!

お申し込みアドレス等は追っておしらせさせて頂きますが、まずは予告編です。

==========================================
誰もが一度は夢見た「お菓子の家」を子供達と一緒に作り、
クリスマスの準備をましょう☆

12月18日(日)クリスマスの一週間前に世田谷にあります
コミュニティースペースの松蔭会舘にて開催する
親子を対象にしたワークショップです。

普段家ではできないお料理体験が、
子供達にとって忘れられない思い出ができたらいいなと思います。
絵本の中の世界みたいなお菓子の家を一緒に作りましょう^^

お待ちしています。



# by geijutsu_eiyo | 2011-12-05 00:39 | 【イベント_料理教室】

【食のメタモルフォーゼ】 SYNAPSE Classroom Vol.01

  
【食のメタモルフォーゼ】 SYNAPSE Classroom Vol.01_a0208122_0422595.jpg


昔っから考える事が好き。
なんで?って言葉を投げつつけて、
24歳になってもまだ湧き上がる「なんで」は収まらない。

考えて、考えて、考える事を考えて、、それをまた考えて、、、
そんな私のメールアドレスは
哲学者ルネ・デカルトの「コギト・エルゴ・スム」
我思う故に我有り。
考えるから、私はここにいる。

そんな私が長年問いかけ続けている事。

    「食べるって何?」
この問いがこちらのイベントになりました。

=====================================
     SYNAPSE Classroom Vol.01

     「食のメタモルフォーゼ」
          2011.11.13 (Sun) 15:00 – 18:00
          at 3331 Arts Chiyoda ¥2000
=====================================
「学術と社会を繋ぐ」をコンセプトに掲げている団体:SYNAPSEの企画のお手伝いをさせて頂きます。

生きる上で不可欠な「食」について、研究者と多彩な分野で活躍されているゲストが議論を展開致します。
ありふれた事象に対して様々な角度から疑問を感じ、思考を巡らせるSYNAPSE Classroom。

ゲストに農学博士の高橋迪雄先生をお迎え、生物にとっての食とは何だったか?を切り口に多角的に食を解剖していきます。
そんな先生の講義にスパイスを効かせる質問を投げかけるのは多方面で活躍する生徒役の皆さん。
NOSIGNERさん、HITSPAPER佐々木新さん、モコメシさん、小倉ヒラクさん、そこに芸術栄養学も参加させて頂きます。

講演の後には「学食」と題した芸術栄養学の愛情を込めた
コンセプチュアルなフードもご用意してお待ちしています。
ご予約は以下HPより
http://synapse-academicgroove.com/2011/10/19/synapse-classroom-vol-01/

=================================
芸術の秋。食欲の秋。
芸術栄養学の秋。

この秋のおっきなイベント。来て欲しいな。



# by geijutsu_eiyo | 2011-10-25 00:42 | 【イベント_広報活動】

「食」で人はもっと幸せになれる。作って・食べて・伝える活動をする3人の活動記録。
by geijutsu_eiyo

フォロー中のブログ

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

タグ

ブログパーツ

最新の記事

INac ケータリング
at 2013-11-28 21:46
パパっと釜めし
at 2013-11-26 21:00
何でもない日の贈り物
at 2013-11-24 17:47
小豆と手羽先の中華煮
at 2013-02-24 14:20
Maronaviol Ope..
at 2013-01-02 18:51

外部リンク

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧